成分研究化粧品の「トゥヴェール」、共同研究が第26回日本抗加齢医学会総会で優秀演題賞を受賞

~柑橘由来のポリフェノール「ノビレチン」が、シワに関わる酵素「ネプリライシン」を増やす“体内のスイッチ”を抑えることを発見~

株式会社トゥヴェールのプレスリリース

成分研究を究める化粧品メーカーのトゥヴェール(本社:大阪府箕面市/代表:小松 悠)は、宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの芋川 玄爾(いもかわ げんじ)特任教授との共同研究において、第26回日本抗加齢医学会総会(2026年6月26日〜28日/パシフィコ横浜ノース)にて「優秀演題賞」を受賞いたしました。
本研究は、柑橘類に多く含まれるポリフェノール「ノビレチン」が、シワの一因とされる酵素「ネプリライシン(NPL)」を増やす細胞内の“指令(シグナル)”を抑え、NPLの増加そのものを防ぐことを明らかにしたものです。ノビレチンは酵素を直接たたくのではなく、“増やすスイッチ”を上流で断つという点が特徴で、皮膚への塗布による新しい抗シワアプローチの可能性を示しています。

受賞概要

学会:第26回日本抗加齢医学会総会(The 26th Annual Meeting of the Japanese Society of Anti-Aging Medicine)   

会期:2026年6月26日(金)〜28日(日)

会場:パシフィコ横浜ノース(神奈川県横浜市) 

受賞:優秀演題賞

演題名:ノビレチンは真皮線維芽細胞でシワ形成酵素ネプリライシン発現増強に関与する細胞内シグナル伝達を抑制する

発表者:高田 真理子¹、朝野 奈緒美¹、平野 真一²、小松 悠²、芋川 玄爾¹(筆頭発表者:高田 真理子) 所属:¹ 宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター、² 株式会社トゥヴェール

研究の背景|なぜ、シワはできるのか

肌の弾力は、真皮にある「エラスチン(弾性線維)」というバネのような線維によって支えられています。ところが紫外線(UVB)を浴びると、この弾力を支えるしくみが少しずつ壊されていきます。
具体的には、紫外線を浴びた表皮の細胞が「IL-1α(インターロイキン1α)」という炎症性の物質を放ちます。これが真皮の「線維芽細胞」に届くと、エラスチンを分解する酵素「ネプリライシン(NPL)」が増加。NPLがエラスチンを切断することで弾力が失われ、シワが生まれると考えられています。
研究グループはこれまでに、このNPLがシワ形成に深く関わること、そしてNPLを増やす主な引き金がIL-1αであることを明らかにしてきました。本研究では、その“増やすしくみ”を逆手に取り、これを抑える成分が見いだせるかを検証しました。

シワができるしくみ

今回の発見|ノビレチンが“シワ酵素を増やすスイッチ”を抑える

本研究では、ヒトの真皮線維芽細胞を用いた一連の実験により、次のことを明らかにしました

  • NPLを増やす経路を特定:IL-1αによるNPLの増加は、「ERK経路」「JNK経路」という2つの伝達経路を抑えること、また「c-Fos」のはたらきを止めることで抑えられました。これにより、IL-1α → ERK・JNK → c-Jun・c-Fos → AP-1 → NPLの増加という流れがあらためて確認されました。

  • ノビレチンがこの流れを遮断:柑橘由来のポリフェノール「ノビレチン」は、IL-1αの刺激によるJNK・ERK・c-Junの活性化(リン酸化)を有意に抑制し、これに伴ってNPLの発現量と活性の上昇を有意に抑えました

  • 酵素を“直接たたく”のではなく“指令を断つ”:一方で、ノビレチンには酵素NPLそのものを直接抑える作用は認められませんでした。つまりノビレチンは、NPLを直接阻害するのではなく、NPLを増やす指令(シグナル)そのものを断つことではたらくと考えられます。

シグナルを上流で抑えるこのはたらきは、シワの根本に合理的にアプローチする新しい考え方であり、皮膚への塗布による抗シワ戦略としての可能性が示されました。

ノビレチンがシグナルを遮断するしくみ

研究の意義|柑橘由来成分による、新しい抗シワの考え方

ノビレチンは、みかんをはじめとする柑橘類に多く含まれる、なじみ深い植物由来のポリフェノールです。その成分が、シワに関わる酵素を“増やす入り口”のシグナルを抑えるという今回の知見は、シワ対策の素材研究に新たな視点を加えるものです。
トゥヴェールは引き続き、こうした基礎研究の知見をもとに、肌悩みの“しくみ”に立脚した成分・処方の研究開発に取り組んでまいります。

※本研究は、シワが生じるしくみと、その制御に関わる成分のはたらきを調べた基礎研究です。研究段階の知見であり、特定の製品の効果効能を保証・標榜するものではありません。

用語解説

  • ノビレチン:みかんなど柑橘類の果皮に多く含まれるフラボノイド(ポリフェノールの一種)。

  • ネプリライシン(NPL):真皮線維芽細胞の膜表面にある、エラスチンを分解する酵素(エラスターゼの一種)。

  • エラスチン(弾性線維):肌の弾力を支える、ゴムのように伸縮する線維。

  • 線維芽細胞:真皮でエラスチンやコラーゲンをつくる細胞。

  • IL-1α:紫外線を浴びた表皮細胞が放出する炎症性の物質(サイトカイン)。

  • ERK経路/JNK経路:細胞内で情報を伝える代表的な伝達経路(MAPキナーゼ)。「リン酸化」はこれらが活性化する際の目印となる反応。

  • c-Fos/c-Jun/AP-1:c-Fosとc-Junが結びついて転写因子AP-1を形成し、遺伝子の働きをオンにするスイッチの役割を担う。

ひたむきに成分を追及することで、ひたすら美肌にいい化粧品をつくりたい。

トゥヴェールは、成分研究の専門家から生まれた化粧品です。
美しさへと導いてくれる美容成分を何よりもたいせつにし、もっと濃密に美容成分を配合し、もっと結果にフォーカスしたい。
こうした想いのもと、ひたむきに美容成分に注力しています。

美しさのために、無骨なまでにいい成分を究め、浸透性を高めるための配合技術を研鑽し、その結晶を注ぎ込む。

あるがままの美しさを引きだすために。
成分研究化粧品のトゥヴェールです。

■公式サイト:https://www.tvert.jp/

■公式Instagram:https://www.instagram.com/toutvert_official/

■公式X:https://x.com/tvert_official

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